リコーダーと通奏低音のための ソナタ第3番 ト長調

リコーダーと通奏低音のための ソナタ第3番 ト長調

¥1,200 税込
商品コード: 1
関連カテゴリ
数量
カートに追加しました。
お買い物を続ける カートへ進む
















リコーダーと通奏低音のための ソナタ第3番 ト長調



定価:1,200 円







 



作曲者と作品



 



ウィリアム・クロフトは、1678年にイングランドのエッティントンで生まれました。テレマンより3歳、J.S バッハ、ヘンデルより7歳年長です。ジョン・ブロー(1649-1708)を師に音楽を学んだクロフトは、ソーホーの聖アン教会のオルガン奏者(1700)、宮廷礼拝堂聖歌隊長(1707)、ウェストミンスター大寺院のオルガニストなどの要職を歴任し、1727年48歳で死去しました。



クロフトとヘンリー・パーセル(c.1659-1695)は、ジョン・ブローを師とする兄弟弟子で、作風が似ていることから、パーセルの作品とされるいくつかは、実はクロフト作ではないかといわれています。



本書の作品は、1700年に出版された「6つのソナタあるいはソロ(Six Sonatas or Solos Three for A Violin and Three for the Flute with a Thorough Baſs for ye Harpsicord Theorboe or Baſs-Viol)」の第3番です。表題ではヴァイオリンが先に書かれていますが、1~3番がリコーダー、4~6番がヴァイオリンのソナタです。作曲者は「ウィリアム・クラフトとイタリア人(Mr Wm Crofts & Itarian Mr)と記されており、1~3番のリコーダーソナタについては、作曲者不明とする説があります。また、ドイツ出身の作曲家ゴットフリート・フィンガー(1660-1730)の協力のもと出版されたという有力な説もあり、それによるとリコーダーソナタの2番はフィンガーの作とされています(出版譜の「Itarian Mr」は、フィンガーを指しているのかも知れません)。このリコーダーソナタ第3番については、多くの演奏家がクロフト作を支持しており、本書もクロフト作としました。



曲は単楽章のソナタで、同じ年に出版された「ディヴィジョン・フルート」を彷彿とさせる変奏曲です。出版譜にミスはありませんが、通奏低音の数字の位置に不自然な部分が何カ所かありました。本書の内声(チェンバロの右手)は数字の位置を修正したうえでリアリゼーションしたものです。これは一例と捉え、スコアに記した通奏低音の数字を基に自由に追加、省略、変更して演奏して下さい。ギター版の和声についても、バスライン以外は自由に弾きやすく変更して演奏して下さい。



 





 

カテゴリ一覧

ページトップへ